「例のプール」登場作品一覧!相棒・特撮ロケ地と予約料金の真相
水色のタイル張りに囲まれた長方形の温水プール、頭上から自然光が差し込むガラス張りのサンルーフ、そして一段高くなったプールサイドの通路――。ネットユーザーであれば、名前を聞かずともその室内風景を見ただけで「ああ、あの場所か」と直感する特異な空間が存在します。通称「例のプール」。成人向けビデオの定番ロケーションとしてネットミーム化し、長年SNSや掲示板を賑わせてきた伝説のスタジオです。
しかし、このスタジオが実はテレビ朝日の看板ドラマ『相棒』や平成・令和の『仮面ライダー』シリーズ、さらには深夜アニメの舞台や有名アーティストのミュージックビデオにまで幅広く起用されてきた事実は、意外にも一般層にはあまり知られていません。単なるアングラな撮影地にとどまらず、日本の映像エンタメ史の裏舞台として機能してきた「新宿花園ルーム」の知られざる全貌と、一般利用における予約実態に迫ります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:国民的刑事ドラマ『相棒 season3』をはじめ、『仮面ライダーW』や数々のアニメ・MVの公式ロケ地として多数の一般商用作品に登場している。
- 要点2:スタジオの正式名称は「新宿花園ルーム(旧ピーススタジオ/現No.91スタジオ)」。バブル期の個人邸宅ペントハウスを改装した歴史を持つ。
- 要点3:一般人でも1時間あたり約1万6,500円からレンタル予約が可能であり、現在はコスプレ撮影やオフ会、YouTube収録などで幅広く稼働中。
【歴代メディア出演】「例のプール」が登場するドラマ・特撮・アニメ作品一覧
「ネットの噂話ではなく、本当に一般の地上波テレビに映っていたのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。結論から言えば、このスタジオは数々のメジャー作品に実名や架空の舞台として堂々と登場しています。制作現場の制作進行担当者や美術スタッフの間では、東京都心に位置する希少な「室内温水プール付きの高級シチュエーション」として重宝されてきた背景があるためです。
なかでも代表的な作品群をジャンル別に整理すると、その豪華な顔ぶれに驚かされます。
【テレビドラマ】
最も有名な出演実績として語り継がれているのが、テレビ朝日系列の国民的ドラマ『相棒 season3』第7話「夢を喰らう女」(2004年12月放送)です。劇中において、水谷豊演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫が捜査に訪れる「新進気鋭のITベンチャー企業社長のオフィス兼豪邸」としてプールサイドが登場しました。重厚なミステリーの舞台として、特徴的なタイルや採光窓が鮮明に記録されています。さらにフジテレビ系列の『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』や、オムニバス形式の長寿番組『世にも奇妙な物語』でもセレブの邸宅シーンとしてロケーションが採用されました。
【特撮ヒーロー作品】
東映の特撮現場でも、秘密組織のアジトや富豪の隠れ家として頻繁にカメラが持ち込まれています。『仮面ライダーW』第48話では、物語のクライマックスにおける印象的な対峙シーンの舞台として登場。続く『仮面ライダーフォーゼ』やスーパー戦隊シリーズの各エピソードでも、異質な高級感や非日常感を演出するセットとして重用されました。
【アニメ・サブカルチャー作品】
実写にとどまらず、アニメ作品における「元ネタ」としての拡散も目覚ましいものがあります。『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の公式エンディング映像やアイキャッチに登場した構図は、ファンの間で「完全に例のプールそのものだ」と激しい反響を呼びました。また『デュラララ!!』や『咲-Saki- 阿知賀編』、ライトノベル原作のコメディ作品など、作画背景に明確なオマージュとして描き込まれる事例が後を絶ちません。制作陣が確信犯的なパロディとして画面に忍ばせる文化が定着しています。

【徹底比較】「新宿花園ルーム」の基本スペック・料金体系と一般予約手順
ネット上の都市伝説として語られがちなスタジオですが、実体は新宿区内に実在するプロフェッショナル向けのレンタルスタジオです。かつては「ピーススタジオ 新宿花園ルーム」、運営体制の移行後は「No.91スタジオ」などの名称で管理・運営されています。
商業利用だけでなく、規定のルールを遵守すれば個人による一般予約も日常的に受け付けられています。施設の詳細スペックと料金設定を比較データで可視化しました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| スタジオ正式名称 | 新宿花園ルーム(No.91スタジオ / 旧ピーススタジオ) | 都内ハウススタジオ各種 | 屋内に本格プールを常設する都内屈指の老舗拠点 |
| 所在地とアクセス | 東京都新宿区新宿1丁目 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」徒歩約2〜3分 | 駅徒歩5〜10分圏内 | 機材搬入もしやすい新宿駅至近の好立地 |
| フロア面積・仕様 | 専有面積 約100㎡強 プール水深 約1.1m〜1.2m(温水循環式) | 一般スタジオ:50〜80㎡ | 天窓からの採光が豊かで日中は自然光撮影が可能 |
| 基本レンタル料金 | 1時間あたり 16,500円〜22,000円前後(税込) ※スチール・ムービー、時間帯で変動 | 都内特殊スタジオ相場:20,000円〜35,000円/h | 立地と知名度を考慮するとコストパフォーマンスは極めて優秀 |
| 利用条件・最低時間 | 最低利用時間:3〜4時間から予約可能 水張り・温水加温は事前オプション申請制 | 最低利用3〜5時間が一般的 | 水の入れ替え・加温には別途料金と事前連絡が必須 |
| 一般予約ルート | 公式サイト・提携スペース予約プラットフォーム経由 | Webフォームまたは電話問い合わせ | 規約承諾を行えばアマチュア・個人でも利用可能 |
予約は運営会社の指定窓口やWebフォームから空き状況を確認し、所定の申込書を提出する流れとなります。法人限定のクローズドな空間ではなく、規約を守り利用料を支払えば、一般のサークルや個人クリエイターでも合法的に足を踏み入れることができます。
噂の真相と誕生秘話|なぜ「成人向け専門」と誤認されたのか?
これほど一般のドラマや特撮に登場しているにもかかわらず、世間において「特定の成人向けジャンル専用のスタジオ」として強固に認知されてしまったのはなぜでしょうか。そこには、不動産の出自と日本の映像制作業界が抱えていた現実的な台所事情が複雑に絡み合っています。
発端は1980年代後半のバブル経済期に遡ります。この物件はもともと撮影スタジオとして建設されたものではなく、実業家が個人邸宅の最上階ペントハウスとして贅を尽くして特注したプライベートプールでした。しかしバブル崩壊後の資産整理の過程で物件が手放され、その希少な屋内水回りの構造に着目したスタジオ運営会社がリノベーションを施し、多目的レンタルスタジオとしてリニューアルオープンさせたのが「新宿花園ルーム」の始まりです。
商業化された当時、成人向けビデオ業界は空前の過渡期を迎えていました。水着や水辺のシーンを撮影する際、屋外の海や沖縄・グアムなどのリゾート地へロケに出るには多額の遠征費用と天候リスクが伴います。ところが新宿のど真ん中に、「天候に左右されず、年中温水で水着シーンを安価に収録できる高級邸宅風スタジオ」が現れたのです。
結果として低予算で回転率を重視する制作会社からのオファーが殺到。何百本、何千本ものソフトが同じアングルで大量生産される事態となりました。2000年代後半以降、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やニコニコ動画の普及に伴い、「どの作品を見ても必ずこのプールが出てくる」という画像比較スレッドが頻繁に立ち上がり、いつしか固有名称を伏せた「例のプール」というネットスラングとして大衆の記憶に刷り込まれていったのです。

【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアルな舞台裏
実際に現地で撮影やイベントを行った利用者のリアルな証言を拾い上げると、画面越しには見えない現場の構造的特徴や運用面での留意点が浮き彫りになります。
「コスプレ撮影会で初めて中に入った瞬間、見慣れた画角そのままで参加者全員のテンションが一気に上がった」「自然光の入り方が絶妙で、レフ板一枚でも被写体の肌が非常に綺麗に映る」といったポジティブな反響がSNSやブログ上には数多く寄せられています。著名なロケーションであるという文脈そのものが、被写体やクリエイターのモチベーションを高めるギミックとして機能しています。
一方で、プロの撮影クルーや幹事経験者からは、設備特有の現実的な苦労も吐露されています。
【現場から寄せられた注意点と実情】
- 特有の湿気と塩素の匂い:温水を張った密閉空間であるため、入室直後は想像以上の湿度とプールの匂いが立ち込める。レンズの曇り対策や機材の結露防止が不可欠。
- 水の加温に要する時間:冬場に水温を快適なレベルまで上げるためには数時間前からのボイラー稼働が必要となり、追加光熱費や事前申請の段取りがシビア。
- 騒音規制への配慮:複合ビル内の上層階に位置しているため、大音量の音楽再生や激しい足音、大声でのコールなどは近隣住民への配慮から厳しく禁止されている。
「聖地巡礼」としての高揚感は抜群である反面、あくまで居住区に近い商業ビル内のスタジオであるため、節度を持ったプロユースの運用が厳格に求められるのが現場のリアルな姿です。
【メディア心理学分析】なぜ日本人は「例のプール」で繋がれるのか?
なぜこの一角のプールは、単なる撮影セットの枠組みを超えて、これほどまでに強烈な共通認識を獲得したのでしょうか。社会学およびメディア心理学の視座からこの現象を解剖すると、日本独自のネット文化が持つ興味深いコミュニケーション構造が浮かび上がります。
本質にあるのは、「暗黙の了解」と「共犯関係的ユーモア」の成立です。
成人向けコンテンツの話題は、公の場では大っぴらに語りにくいタブーとされます。しかし、「あの水色のプール」という記号だけを切り出し、「例のプール」という隠語で置き換えることで、露骨な性描写を完全に無臭化・脱色することに成功しました。受け手は直接的な単語を一言も口にすることなく、「自分もその文脈を知っている」という知識の共有を確かめ合います。
これは心理学において「コモングラウンド(認知的共通基盤)」と呼ばれる現象であり、言葉足らずの文脈で意思疎通が成立した瞬間に、属するコミュニティへの強い親密感と連帯感が生まれます。タブーをユーモアに昇華させ、互いのリテラシーを確かめ合う「大人の知恵比べ」として消費されたからこそ、この空間は世代やカルチャーの壁を越えて愛され続けているのです。
【プロの結論】利用をおすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
話題性抜群のスタジオですが、安易な気持ちでの利用予約はトラブルの元となります。空間の特性上、向き不向きがはっきりと分かれます。
【利用をおすすめできる人】
- ネット発のミームを活用したコンテンツを作りたいクリエイター:YouTubeの企画、MV制作、SNSでのバズを狙うポートレートなど、ロケーション自体が持つ文脈を活かせる表現者には唯一無二の武器になります。
- 天候や季節に左右されず水着撮影を行いたい層:都心で温水プール撮影が完結するため、冬場のグラビア撮影やコスプレ撮影会には極めて実用的な選択肢です。
【利用に慎重になるべき・おすすめできない人】
- 本格的な遊泳やフィットネス目的の人:深さは約1.1m程度で距離も短く、あくまで撮影用の空間設計です。泳ぐこと自体を目的にした利用には適していません。
- 静寂や精密機器の安全を最優先したい収録:プールの循環ポンプ音や湿気による精密電子機器への影響が懸念されるため、極度に繊細な同録インタビューなどには事前のロケハンと対策が必須です。

【例のプール作品】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:一般の個人でも予約できますか?コスプレやオフ会での利用は可能ですか?
A1:はい、一般個人でも利用規約を遵守すれば問題なく予約可能です。実際にアマチュアカメラマンによる撮影会やコスプレサークルの貸切、同好の士が集まるファンミーティングなどで日常的に利用されています。ただし、ビルの共用部でのたむろや大声での騒音は厳禁とされています。
Q2:ドラマ『相棒』ではどの回に登場しましたか?
A2:2004年12月1日に放送された『相棒 season3』の第7話「夢を喰らう女」です。IT企業の若手社長が所有する豪邸兼オフィスのシーンとして、特有のタイル張りプールが劇中に登場しました。
Q3:プールの中に実際に入って泳ぐことはできますか?
A3:水着を着用した状態での入水撮影は許可されています。ただし、飛び込みなどの危険行為や水泳競技のような激しい運動は禁止されています。また、温水を利用する場合はボイラー稼働に伴う追加申請と事前準備が必要となります。
Q4:「ピーススタジオ」「No.91スタジオ」「新宿花園ルーム」の違いは何ですか?
A4:すべて同じ物件を指しています。「新宿花園ルーム」がスタジオ自体の固有名詞(部屋名)であり、「ピーススタジオ」は過去に運営を手掛けていたスタジオグループの名称です。その後、運営会社の変更や管理体制の移行に伴い「No.91スタジオ」といったブランド名で案内されるケースがあり、利用時期によって呼び名が異なっています。
まとめ:消費されるミームから「映像文化の遺産」へ
かつてネットの片隅でアングラな笑い話として共有され始めた「例のプール」は、いまやメジャーとサブカルチャーの境界線を軽やかに飛び越え、日本を代表するポップアイコンの一つとして定着しました。バブル期の豪邸建築に端を発し、インディーズビデオの現場で磨かれ、国民的ドラマや特撮の制作陣に愛されたこの空間は、ある種の「映像制作現場の生きた遺産」と呼ぶにふさわしい歴史を内包しています。
単なるネットのネタとして消費するだけでなく、ロケーションが紡いできた無数の物語と文化的背景を知ることで、ドラマやアニメの画面の向こう側に広がる制作陣の創意工夫と熱量をより深く味わうことができるはずです。 (出典: 例 の プール 作品(Yahoo!ニュース))